室外機へのよしずの掛け方ガイド 効果アップのコツと注意点

室外機へのよしずの掛け方ガイド 効果アップのコツと注意点

夏の電気代、じりじり上がってきてますよね…。特に日差しが強い日は、エアコンをつけっぱなしじゃないとやってられない!なんて日も多いんじゃないでしょうか。家づくりを考えていると、「新しい家では、もっと快適に、そして賢く暮らしたいな」なんて思うもの。

ふと、「エアコンの室外機に日よけをしたら、電気代が安くなるって本当かな?よしずを掛けるってどうやるんだろう?」そんな疑問が浮かんできませんか。実は、室外機へのよしずの掛け方には、効果を上げるためのちょっとしたコツと、知っておかないと危ない注意点があるんです。

この記事では、誰でも簡単にできる正しい方法を、家づくりを考える目線で、わかりやすくお話ししますね。

この記事のポイント
  • 室外機によしずを掛ける本当のメリットと注意点がわかる
  • 節電効果を最大限に引き出す「正しい掛け方」がわかる
  • よしず以外のおしゃれな日よけアイデアが見つかる
  • 家づくりの段階で考えておきたい室外機の置き場所のヒントが得られる

目次

室外機によしずって本当に効果あるの?気になる節電効果と仕組み

「室外機に日よけをすると電気代が安くなる」って、よく聞きますよね。でも、それって本当なのでしょうか?結論から言うと、正しく設置すれば、ちゃんと効果は期待できます。

エアコンは、室内の熱を室外機に集めて、外に放出することで部屋を涼しくしています。真夏の炎天下では、室外機本体もその周りの空気も、ものすごく熱くなっていますよね。

室外機が熱くなりすぎると、熱をうまく放出できなくなって、部屋を冷やすためにもっとたくさんのパワーが必要になってしまうんです。これが、電気代が高くなる原因の一つ。

そこで、よしずの出番です。室外機に直射日光が当たるのを防いで、日陰を作ってあげる。たったこれだけで、室外機周りの温度上昇を抑えることができます。

室外機が「涼しい」環境で働けるようになると、効率よく熱を放出できるようになり、結果的に使う電力が少なくて済む、というわけです。日よけによる節電効果の大きさは、機種や設置場所、日当たりによって異なり、数値を保証することはできません。

ただし、大切なのは「正しく設置する」こと。やり方を間違えると、効果がないどころか、故障の原因になることもあるので注意が必要なんです。

【これが正解】室外機のよしず、効果を最大化する掛け方4つのコツ

室外機によしずを掛けるときの4つのコツ

よしずを掛けるなら、せっかくなので効果を最大限に引き出したいですよね。難しく考える必要はありません。これからお話しする4つのコツを押さえるだけで、誰でも簡単に「効く」日よけが作れますよ。

コツ1:室外機から1mほど離して日陰を作る

これが一番大切なポイントです。よしずを室外機にぴったりくっつけてしまうのは絶対にNG。室外機は、ファンを回して周りの空気を吸い込み、熱を外に逃がしています。よしずが密着していると、この空気の流れを邪魔してしまうんです。

ダイキンの公式解説では、室外機から1mほど離れたところに、すだれを立てかけるなどして日陰を作る方法が紹介されています。室外機にかぶせるのではなく、離れた位置から日差しを遮るイメージです。必要な周囲のスペースは機種で異なるため、取扱説明書の設置条件も確認してください。

コツ2:室外機の「横と裏」のスペースを塞がない

室外機が空気を吸い込むのは、主に側面や背面からです。ここをよしずや物で塞いでしまうと、人間でいうと鼻と口を塞がれているようなもの。息苦しくなって、うまく熱を吐き出せなくなってしまいます。

よしずは室外機にかぶせず、離れた位置に立てて日陰を作りましょう。室外機の前・横・後ろは、風通しを良くするために、できるだけスッキリと開けておくのが鉄則です。家を建てるときも、室外機の周りには物を置かなくて済むように、少し余裕のあるスペースを計画しておくと後々ラクですよ。

コツ3:日差しを遮る「最適な角度と大きさ」を見つける

太陽は時間によって動きますよね。朝は東から、昼は真上から、午後は西から日が差します。せっかくよしずを設置しても、肝心な時間帯に日陰ができていなかったら意味がありません。

おすすめは、少し大きめのよしずを使って、室外機本体だけでなく、その周りの地面も含めて日陰になるように設置すること。室外機周りのコンクリートや地面が熱せられると、その熱気が室外機に影響を与えてしまいます。地面ごと冷やしてあげるイメージで、よしずの角度や大きさを調整してみてください。

コツ4:強風で飛ばされないように「しっかり固定」する

よしずは軽いので、風の影響を受けやすいです。特に、台風の季節や夕立の前の突風には注意が必要。よしずが飛ばされて、お隣さんの家に迷惑をかけたり、室外機本体を傷つけたりしたら大変です。

レンガやブロックなどの重しを使ったり、近くのフェンスや雨どいの金具などに紐でしっかりと結びつけたりして、固定しましょう。賃貸などで壁に穴を開けられない場合は、物干し竿用のコンクリートブロックを使うと安定しますよ。固定するときも、室外機のファンや配管を傷つけないように気をつけてくださいね。

室外機によしずを掛ける前に知っておきたい3つの注意点

手軽にできる暑さ対策ですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。これを無視すると、かえってエアコンの寿命を縮めてしまう可能性もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

注意点1:空気の通り道を絶対に塞がないこと

繰り返しになりますが、これが一番大事です。室外機のファンが回る「吹き出し口」はもちろん、空気を取り込む「側面」や「背面」のスペースを塞ぐのは絶対にやめてください。

熱交換の効率が著しく落ちて、エアコンは部屋を冷やすために必死でフルパワー運転を続けることになります。これでは節電どころか、余計に電気代がかかってしまいます。さらに、機械に過剰な負荷がかかり続け、故障や火災の原因になる危険性も。安全のためにも、風通しの確保は最優先で考えてくださいね。

注意点2:雪が降る地域では冬場は外す

よしずは、あくまで夏の日差し対策です。雪が多い地域にお住まいの場合、冬の間もよしずを付けっぱなしにしておくと、雪の重みでよしずが壊れたり、室外機の上に雪が積もりやすくなったりする原因になります。

室外機に雪が積もって吸い込み口や吹き出し口が塞がれると、暖房運転の効率が落ちたり、故障につながったりすることも。シーズンが終わったら、面倒でも一度取り外して片付けておくのが安心です。

注意点3:よしずの劣化や汚れを定期的にチェックする

屋外に置くものなので、よしずは雨風や紫外線にさらされて、どうしても劣化していきます。葦(あし)や竹でできた自然素材のよしずは、古くなるとカビが生えたり、ボロボロと崩れてきたりすることも。

崩れたよしずの破片が室外機の内部に入り込んでしまうと、ファンの故障の原因にもなりかねません。年に一度、シーズン前に状態をチェックして、傷みが激しいようなら新しいものに交換しましょう。そのひと手間が、エアコンを長持ちさせることにつながります。

【おしゃれにDIY】よしず以外の室外機日よけアイデア5選

よしず以外の室外機日よけのアイデア

「よしずは手軽でいいけど、家の見た目に合わないかも…」と感じる方もいるかもしれませんね。特に、こだわりのマイホームなら、外観にも気を配りたいもの。そんな方のために、よしず以外のおしゃれな日よけアイデアをいくつかご紹介します。

1. 見た目すっきり「市販の室外機カバー」

見た目を整えたい場合は、市販の室外機カバーという選択肢もあります。ただし、ダイキンは室外機用カバーが放熱を妨げて余分な電気を使うことがあるとして、冷房使用時はなるべく外すよう案内しています。木製やアルミ製、スチール製など素材もデザインも豊富。家の外壁や雰囲気に合わせて選べます。棚付きのタイプなら、ちょっとしたガーデニングスペースとして活用することもできますよ。
選ぶときは、デザインだけでなく、ちゃんと排気が妨げられない構造になっているか(ルーバーが上向きや横向きになっているかなど)を確認するのがポイントです。

2. ナチュラルな雰囲気「すだれ」や「ラティス」

よしずよりも目が細かく、和モダンな雰囲気を出せるのが「すだれ」です。また、ホームセンターで手に入る「ラティス(木製の格子状フェンス)」を室外機から少し離して立てかけるのも素敵。ツル性の植物を這わせれば、グリーンカーテンにもなって、見た目も涼やかになりますね。

3. 本格DIY「木製のカバー」を自作する

DIYが得意な方なら、木材でオリジナルの室外機カバーを作ってみるのも楽しいですよ。家のデザインに合わせて塗装したり、サイズをぴったりに作れたりするのが自作のいいところ。設計するときは、空気の流れを妨げないように、すのこ状にするなど、すき間をたっぷり作ることを忘れないでくださいね。

4. 緑のカーテンで涼しく「植物」を活用する

ゴーヤやアサガオなど、ツル性の植物で作る「緑のカーテン」も、とても効果的な日よけになります。植物が葉から水分を蒸散させるときに周りの熱を奪う「気化熱」の効果も加わって、コンクリートの照り返しなども和らげてくれます。見た目も涼しげで、夏には収穫の楽しみもあって一石二鳥ですね。

5. 設置が簡単「マグネット式のサンシェード」

室外機の天板にマグネットでペタッと貼り付けるだけの、簡単なサンシェードも市販されています。これなら工具も不要で、誰でもすぐに取り付けられます。ただし、効果は天板の日よけのみに限定されるので、本格的な節電を狙うなら、周りの地面ごと日陰にできる他の方法と組み合わせるのがおすすめです。

よしずの代わりに使える日よけ

よしずは手に入りやすい反面、風で倒れやすく、立てかける壁が要るという弱点があります。自立させにくい場所では、固定金具付きの日よけシェードとウェイトを組み合わせる方法もあります。吹き出し口・吸い込み口をふさがない構造か、取扱説明書の設置条件を満たせるかを確認して選んでください。価格や仕様は変わるため、リンク先で最新の情報をご確認ください。

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家づくりの今だから考えたい!室外機の最適な置き場所とは?

これから家を建てるなら、設計の段階で室外機の置き場所をしっかり考えておくと、後々の暮らしがぐっと快適になります。住み始めてから「しまった!」とならないように、チェックしておきたいポイントを3つお伝えしますね。

1. 直射日光が当たらない「北側」や「建物の陰」

そもそも室外機に直射日光が当たりにくい場所に設置できれば、よしずやすだれで対策する必要もなくなります。家の北側や、一日を通して建物の陰になるような場所が理想的です。間取りを考えるときに、「エアコンの室内機はこの壁につけるから、室外機は必然的にこの位置だな」という感じで、セットで考えてみてください。もし、どうしても日当たりの良い場所にしか置けない場合は、あらかじめ植栽で日陰を作る計画を立てておくのも良い方法です。

2. 風通しの良い場所を選ぶ

室外機は、とにかく風通しが命。家の壁と隣家の塀に挟まれた狭い通路など、空気がこもりやすい場所は避けたほうが無難です。熱がうまく排出できず、効率が落ちてしまいます。室外機の周りには、運転に必要なスペース(メーカー推奨の離隔距離)が定められています。設計士さんに確認しながら、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。

3. 寝室の近くや隣家への配慮も忘れずに

意外と見落としがちなのが「音」と「熱風」の問題です。室外機は運転中に「ブーン」という音や振動が出ますし、夏場は熱い風が吹き出します。自分の家の寝室の窓のすぐ下や、お隣さんのリビングの窓の前に設置してしまうと、騒音や熱風が原因でご近所トラブルに発展してしまう可能性も…。
家族が快適なのはもちろん、お隣さんへの配慮も忘れないようにしたいですね。このあたりも、子育てしやすい間取りの家づくり完全ガイド!後悔しない7つの鉄則でも触れているような、暮らし全体の想像力を働かせることが大切になってきます。

家づくりで考えたい室外機の置き場所

よくある質問

Q. 室外機に水をかけて冷やすのは効果がありますか?

A. 一時的に温度を下げる効果はありますが、あまりおすすめはしません。室外機は屋外に設置される前提で防水処理がされていますが、内部の電気部品に水がかかると故障やショート、漏電の危険性があります。また、水道代もかかりますし、常に水をかけ続けるのは現実的ではありません。安全で持続的な効果を考えると、やはり日よけで日陰を作る方法がベストです。

Q. 室外機カバーを付けると、逆に熱がこもりませんか?

A. 設計が悪いカバーだと、その可能性があります。選ぶときは、空気の通り道がしっかり確保されているかを確認してください。具体的には、正面のルーバーが上向きや横向きになっていて排気を上に逃がす構造のものや、側面や背面に十分なすき間があるデザインのものがおすすめです。室外機にぴったりフィットするような、密閉性の高いカバーは避けましょう。

Q. よしずやすだれは、どれくらいの頻度で交換すればいいですか?

A. 設置場所の環境(日当たりや雨風の強さなど)にもよりますが、自然素材のものは1〜2年程度が交換の目安とされることがあります。毎年シーズン前に状態を確認し、色褪せがひどかったり、カビが生えていたり、素材がポロポロと崩れ始めたりしたら、交換のサインです。まだ使える状態でも、一度きれいに洗ってから使うと衛生的ですよ。

Q. 賃貸アパートでも、室外機によしずを掛けても大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。ただし、建物の外壁に穴を開けたり、傷をつけたりするのはNGです。重し(コンクリートブロックなど)を使って自立させる方法や、ベランダの手すりに固定する方法など、建物を傷つけないやり方を選びましょう。退去時に元に戻せるように、原状回復できる範囲で行うのがマナーです。

まとめ:室外機のよしずは「正しい掛け方」で夏の暮らしを快適に

エアコンの室外機によしずを掛ける、という昔ながらの知恵。やってみると、意外と奥が深いことがわかりますよね。ただ日差しを遮ればいいというわけではなく、「風通しを確保しながら、いかに効率よく日陰を作るか」という視点がとても大切です。

今回の記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 効果:正しく設置すれば、消費電力を抑え、節電効果が期待できる。
  • 掛け方のコツ:室外機から離す、空気の通り道を塞がない、最適な角度と大きさ、しっかり固定する。
  • 注意点:熱がこもらないようにする、冬場は外す、定期的なメンテナンス。
  • 家づくりの視点:設計段階から、室外機の置き場所(日当たり、風通し、隣家への配慮)を考えておく。

家づくりは、間取りやインテリアといった華やかな部分に目が行きがちですが、室外機の置き場所のような、ちょっと地味な部分への配慮が、実は住み始めてからの快適さや光熱費に大きく影響してきます。暮らし始めてから「ああすればよかった…」とならないように、設計の段階から家族や設計士さんとよく話し合ってみてくださいね。

まずは、この夏の対策として、ご自宅の室外機の状況をチェックするところから始めてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

※この記事は、筆者の実体験とリサーチをもとにまとめています。少しでも参考になれば嬉しいですが、状況によって合う・合わないもあると思うので、ご自身に合う形で取り入れてみてくださいね。

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この記事を書いた人

はじめまして、たくみパパです。
古い実家を家族の暮らしに合わせてリフォームし、妻と2人の息子と暮らしています。長男は車いすユーザーです。
注文住宅の電気配線工事を3年間経験。現在は、家づくり・リフォームから、収納、家事ラク、暮らし用品まで、実際の暮らしと公式情報をもとに比較しています。
「結局、自分ならどうすればいい?」を決めやすくする情報を、生活者目線でお届けします。

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